8/2号③Linuxにおける新規マルウェアのサンプル数650%近く急増

セキュリティニュース

 

ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。

〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う

ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。

〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスの
データベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う

ニュース概要

-7月27日(米国時間)フリーVPNサービス「Altas VPN」を提供するPeakstar Technologies社より、同社が発見したOS毎の新規マルウェアのサンプル数が発表されました。

-Windowsをターゲットとした新規マルウェアは2022年上半期で41,402,204種と他のOSに比べ圧倒的に多いものの、2021年上半期の63,766,520種から35%の減少となっています。

– 一方で、Linuxをターゲットとした新規マルウェアは2022年上半期で1,687,746種となっており、2021年上半期の226,324種から650%近くの増加となっています。 また2021年全体で1,289,068種だったのに比べても、その半分の期間で既に30%上回っているとされています。

 

AUSからの所感

Linuxをターゲットとした新規マルウェアは2021年第3四半期の190,579種から第4四半期の872,615種と急激な増加を見せ、2022年第1四半期に854,688種、第2四半期に833,058種となっています。

Windowsをターゲットとするものと異なり、メールの添付ファイルからクライアントPCへ感染を狙うケースより、Webアプリケーション等からLinuxサーバーへ感染を狙うケースが多いものとみられます。

Linux等Windows以外のOSについても有償・無償のアンチウイルス製品が提供されており、またUTM等も含め多くのセキュリティプロダクトはあらゆるOSをターゲットとするマルウェアからの防御を行いますので、これらを可能な限り導入しWindows以外のOSについてもマルウェアの感染からの防御を図ることが重要です。