ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。
〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う
ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。
〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20221213/5000017737.html
https://mainichi.jp/articles/20221213/k00/00m/040/261000c
https://www.pu-kumamoto.ac.jp/news/post-23585/
ニュース概要
– 12月13日(日本時間)、熊本県立大学より、同大学が不正アクセスを受け、個人情報が流出した可能性があると発表されました。
– 被害を受けた可能性があるのは、同大学の学生・教職員らのべ5,288人分の個人情報(名前・メールアドレスおよび電話番号等)とされています。
– 同大学の名誉教授のメールアカウントが8月30日以降海外から不正にログインされ、12月6日~7日に当該アカウントから不審なメールの送信が確認されたことから発覚したとしています。
AUSからの所感
不審なメールは46件が相手に送信、一方で1,230件が遮断されてエラーメールが返っており、このエラーメールについて名誉教授から「出した覚えのないメールが多数返ってくる」と連絡があったのが発覚のきっかけとみられます。
大学におけるメールアカウントへの不正アクセス事案は、11月にも創価大学でスパムメール送信に悪用された事例があります。
今回の事例ではメールアカウントに多要素認証が設定されていた一方、名誉教授のアカウントは特例で多要素認証が設定されず、パスワードも簡単なものとされていたことが、不正ログインが成立した原因とされています。
外部への不審な内容のメール送信を遮断するよう、メールサーバー自体もしくはその前面にUTMの設置等ソリューションを導入すること、また多要素認証の導入が容易ではない場合は、少なくとも不審なログイン試行を検知・遮断する設定を行うことを推奨致します。