11/9号 ② 10月フィッシング報告件数は78,126件…先月より23,899件減少

セキュリティニュース

ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。

〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う

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〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う

ニュース概要

– 11月4日(日本時間)、フィッシング対策協議会より、10月に寄せられたフィッシング報告状況が発表されました。

– 10月度の報告件数は78,126件で、9月度(https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202209.html )の102,025件から23,899件減少しています。

– フィッシングサイトのURL件数も29,604件と、9月度(53,612件)から24,008件の減少、フィッシングに悪用されたブランド数は89件で9月度(94件)から5件減少となっています。

– Amazonを騙るフィッシングが全体の約20.9%の他、えきねっとを騙るものも目立ち約20.4%となっており、以下イオンカード・三井住友カード・国税庁およびJCBを騙るものと合わせて全体の約74.3%を占めたとのことです。

AUSからの所感

7~9月度の急増傾向からは一旦落ち着いたものの、年末年始(12月あるいは1月)には急増する傾向が過去に見られており、くれぐれも油断せず警戒を続けるべきでしょう。

フィッシングサイトで使用されるTLD(トップレベルドメイン)の割合は、.topが約65.1%でトップ、以下.ly、.org、.com、.cn、.icu、.shopが上位に挙げられています。

前述したえきねっとのフィッシング等で、メールやSMSのみならず、Google検索結果の上位に広告として偽サイトが表示される事象も確認されており、利用しているWebサイトへのアクセスは事前に登録したブックマークや公式のモバイルアプリからアクセスするよう心掛けることにより、フィッシングからの確実な回避を行うことを推奨致します。