11/16号 ② 大阪府の医療機関でランサムウェア感染…

セキュリティニュース

ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。

〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う

ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。

〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う

ニュース概要

– 10月31日(日本時間)、大阪急性期・総合医療センターより、同センターがサイバー攻撃を受け、電子カルテシステムが使えなくなる等の被害が発生したと発表されました。

– 「ランサムウエアと思われる攻撃」によるものとされ、緊急以外の手術および外来診療を一時停止し、通常診療ができない状況となっているとのことです。

– その後11月4日から一部手術再開、同10日には電子カルテの一部が参照可能となっているものの、新規外来の受け入れ等が依然停止しているとのことです。

AUSからの所感

同センター等と提携して食事の配達を行っている医療法人の給食提供システムが同時期にランサムウェアに感染しており、同センターにはその約40分後にネットワークを経由して連鎖感染した可能性があると一部で報じられています。

病院の電子カルテシステムがランサムウェア感染で利用できなくなる事案は昨年10月に徳島県つるぎ町立半田病院で、また10月27日にも静岡県沼津市の病院で発生しています。

半田病院の事例では詳細な報告書が公表されており、ランサムウェアにおいては、感染の防止以上にデータを暗号化された場合に速やかに復旧できるよう、バックアップの実行とバックアップデータの保全を確実に行うといった体制を整えることを、当該報告書を参考にする等して実施して頂ければ幸いです。