12/21号 ① 大阪のテレビ局二局の放送前番組素材紛失…保存媒体が盗難に

セキュリティニュース

ここで紹介するニュースは、ほとんどの場合下記の方法で対策できます。

〇 OS、アプリケーション、アンチウイルスのデータベース等を常に最新の状態に保つ
〇 UTM導入等によるネットワーク全体の防御を行う

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ニュース概要

– 12月12日(日本時間)、読売テレビより、放送前の番組素材が保存された媒体が紛失したと発表されました。

– 同局の発表では、被害を受けたのは同局の3番組のロケ収録・スタジオ収録およびMVの素材とされており、同10日早朝に番組スタッフが電車内で媒体が入ったカバンを盗まれたものとされています。

– 同14日には関西テレビからも同様の発表があり、当該スタッフ所有の同じ媒体に二局の番組素材が含まれていたとみられています。

AUSからの所感

紛失した媒体はスタッフの個人所有で、両局では記録媒体の使用時にロックをかけるよう指導していましたが、紛失時にはロックされていなかったとのことです。

外部に持ち出した保存媒体の紛失事案としては、6月に尼崎市において全市民分の個人情報を記録したUSBメモリーが紛失した事例があり、11月から12月にかけて同市や委託先会社からの調査報告書が発表されています。

両局とも、社内ルール徹底および管理の適正化による再発防止に努めるとしていますが、媒体紛失の事故が度々報じられる今日、システム面からの機密情報・個人情報流出の抑制を図る仕組みが確立されることを期待したいものです。